2021上五島ヒラスチャレンジ4戦目!~美良島ビシャゴ1番~限界突破

先週末も荒天で危ぶまれる中、ヒラス釣行へ行って来ました!

 

結果を知って居られる方も多いと思いますがこの釣行は一生忘れる事が出来ない釣行になります。

 

渡船は勿論いつものニューレインボー
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港に着くと時化予報かキャンセルも出ていて10数名と少なく気楽に行けそうです♪

 

強風で場所もないし危ないので出来れば釣行を控えて欲しかった、たかきよさんも現れます(笑)

 

 

 

今回自分は単独の予定でしたが毎週会う、ど真ぐれ会さんも今回は単独と言うので、一緒に上がろうと誘うと快くOKしてくれます♪

 

 

いつものように定刻より少し早く出船、まずは上五島小値賀近辺の宇々島へ爆風を避け、たかきよさんを上げます。

 

それから多少揺られレインボーは上五島沖美良島へ到着、予報よりも波風強いようで上がれる所は限られそうです。

 

 

そしてビシャゴ1番に着けると「磯ハエ君達が行きえんや!」と船長が言ってます。

 

足場も悪く爆風…当然上がって釣りが出来るのは体力のある自分達しか居ないので従い上がります!

 

 

そして無事上礁♪

 

自分の好きな磯の一つであるビシャゴ1番に上がるのは2年振りです。

 

 

島の南西部にあり上げ下げ共に潮通し抜群で上物底物なんでも釣れる一級磯ですが美良島でも指折りの足場の悪さ(手ぶらで歩くのも大変です) そして磯際の地形が悪く魚を掬うのも大変ですし、よくばらす難しい磯でもあります。

 

上がってから暫く二人で晩酌し色々話し楽しい時間が過ぎますが酒豪のど真ぐれさんに潰されないよう早めに就寝(笑)

 

 

そして決戦の朝を迎えます。

 

 


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先端に二人並んで釣り座を構えます。

 

 

 

 


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ビシャゴ1.5番

 

 


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ビシャゴの内側

 

 

 

夜中よりも風速、波高が増していて、風は背中から横からと吹き荒れ気を抜けません!

 

 

干潮から三時間は過ぎていて上げ潮に変わる時間帯ですが依然として下げ潮の流れが続いてます。

 

 

ヒラスは直ぐに出て来てボイルを補食してますが肝心のツケエサは見破られてるようで食わない時間が過ぎました…

 

それでもなんとか時折食わせるも自分は悪夢の3連続バラシ…

 

沖にも沈み瀬が入ってるようでそんなに大きくない型でも走る場所が悪いと切られてしまいます…

 

 

 

そんな時まず奮起してくれたのが、ど真ぐれさん!


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良い曲がり!

 

 


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この日一本目を釣ってくれます♪

 

 

そしてすぐさま2本目も釣り上げ、ど真ぐれさんも毎年毎週通うヒラス狂だけあって流石です!

 

 

完全に乗り遅れた自分ですが1本、2本と釣ると共に丁度ヒラスも活性が上がり海はヒラスの養殖場か!と言う程で次から次釣れて


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10時頃には9本釣れて既にクーラー満タン!

 

 

この後は既に消化試合の気分でしたがポーター先輩から釣れるだけ釣れ~!と司令がありど真ぐれさんのクーラーにコッソリ入れながら続けます(笑)

 

 

 

昼近くになり、あれだけ釣れ続いたヒラスも上げ潮が緩み出すと食い渋り当たりが無くなります…

 

 

と同時に時折沖にデカイヒラスの波紋が出て居て気は抜けません。

 

 

 

チャンス到来か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中間距離に入れてた仕掛けをフル遠投しサミングしてリールを巻き仕掛けを張ると同時に

竿が引ったくられると共にドラグがジジジー!!!と唸りを上げます!!!!

 

 

 

合わせを入れると同時に竿はのされて再びドラグが悲鳴を上げます!!

 

 

 

これはデカイ!!!!!

 

 

 

 

 

オープンベールにして弾け飛ぶラインを手で押さえながら竿を立て体勢を整え止めに掛かりますが止まりません!!!!

 

 

それでも去年からずっとこれを想定して練習してきたので慌てず5回程竿を立てはのされを繰り返した所でようやくヒラスが止まりベールを起こして巻き取りに掛かります!

 

 

 

 

 

クソ重い!…

 

 

 

ヒラスは深く深く走ります!

 

 

 

竿の角度に気を付けて少しずつ巻き取ります!

 

 

足場も悪く立ってのやり取りは危ないので座り込みやり取りします。

 

 

ヒラスが首を振り反転すると同時にドラグが鳴りますがドラグで止まる時にはドラグで止めて、走り過ぎる時にはオープンベールにしてスプールに手を当てて竿を立て体勢を整えを繰り返し、ヒラスの頭がなるべく沖を向かないよう全力で竿で締め上げヒラスの体力を奪って行きます!

 

 

 

 

この重々しい強い引きは去年東のスベリで後一歩迄追いつめて、最後には針の結び目が破断した時と同じような感触で10キロを越えてるんじゃ無いかと緊張感が走ります…

 

 

ど真ぐれさんもデカいのが掛かってると察知してるようで声を発する事なく静かに見守ってくれてるようです…

 

 

 

去年最後にカゴが見えてから早くヒラスの姿を見たいと焦って強引に浮かせにかかって針の結び目に負担を掛けてしまった苦い経験があるので、とにかく焦る気持ちを落ち着かせじわりじわりとヒラスの引きに耐えゆっくりリールを巻き取り間合いを詰めて行きます…

 

 

 

数分が経ちようやくカゴが見えて来ます!

 

 

 


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(過去の画像より)

 

しかし西向きの足元は瀬が張り出ていてこれを交わして右側に持って行くか左に行くか迷いますが、ゆっくりと少し竿を右に倒して左に誘導する方を選択します…

 

 

しかしカゴが見えてからがとにかく浮いて来ない!

 

 

左の先端は磯の斜面が海中深く入っていて、ここもよく切られる所です、ヒラスはやはりそこへ走ります!

 

 

 

「頼む!瀬に当たらないでくれ!」

 

 

 

引きに耐えながらそう願うばかり…

 

 

 

上手く当たらず交わせましたがヒラスは今度は左の船着きの方へ走り出し、自分も付いて行きます!

 

 


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(船着き側より過去の画像)

 

船着き迄20メートル程あるこの斜面をヒラスの引きに耐えながら移動するのが怖くてたまりませんが途中途中座り込みやり取りしながら船着き迄移動…

 

 

 

ランディングするならこちらがしやすいのでここで決める!!

 

と全力で浮かせに掛かりますがやはりまだ姿は見えない!

 

 

ヒラスもこちらの気持ちを察知するかのように最後は力を振り絞るように更に左の浅い方に疾走します!!!

 

 

 

再び竿をのされてドラグが唸りヤバい!!これはやられる!!!

 

とっさにオープンベールにして糸を押さえながら竿を立て、「止まってくれ!!」

 

 

自分の思いが強かったのか、なんとか止まって再び寄せて来ますが今度は再び先端の方に走りだし、また斜面を先端迄移動……

 

 

既にここまでで十数分たっていたと思います…

 

 

 

そして先端のワレの所でようやくヒラスの姿がギラリと見えます!

 

 

 

 

 

やはりデカイ!

 

 

 

 

 

既にヒラスは疲れていて勝負はついてますが、まだまだランディングするまでは油断出来ません!

 

 

更に緊張感は高まります。

 

 

 

そしてヒラスは再び船着き方面へ走りだし、再び斜面を移動します…

 

 

ど真ぐれさんもタモとギャフを持って自分と一緒に移動を続けてくれ、それが気の毒でたまりません…

 

 

 

このヒラスと勝負するまでに12本のヒラスを釣っていて既に体力も限界に達していて、完治してない右腕の痛みも極限で、これでランディング出来なければマズイ状況です…

 

 

そして船着きの左のワレの1番良い所に浮いてきて、ギャフを使うようど真ぐれさんにお願いします。

 

 

波が這い上がり難しいタイミングでしたが、ど真ぐれさんが上手く掛けてくれ磯に引き摺り上げランディング成功!!

 

 

 

最後は自分が下りてヒラスのエラと下顎に手を入れ掴み持って上がりました。

 

 

「痛!」

 

ヒラスに噛まれましたが

 

「観念せい!勝負は終わった」と言うと

 

分かったかのように口を開いてくれました(笑)

 

 

まだこの時は喜びよりとにかくホッとしたのが強かったですね…

 

 

そして暴れないように直ぐに締めて検量。

 


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11.72キロ!

 

 

ここでようやく「やったー!」と喜び爆発!

 

 

と同時にランディングしてくれた、ど真ぐれさんに感謝し握手!

 

 

本当にありがたかったです!人の記録物のヒラスをランディングするなんて緊張するし本当は嫌だったに違いありませんから。

 

 


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117センチ!

釣具店では115センチでした♪

 

 

 


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ヒラス釣りを始めて8シーズン目ようやく釣り上げた念願の10キロオーバー😆

 

 

 

あまりに嬉しかったので船長に電話すると「良かったね~よくそこで上げたたい!」と言って貰い今迄の苦労が報われた感じがしました。

 

 

クーラーに入らんやろうけん船にあるバッグに入れてやるけん今から取りに来てやるけん!

 

と言って直ぐにレインボーが来てくれました。

 

 

万歳してるとポーターもニヤニヤしてるようです(笑)

 

誉めてくれると思いきや「本当に10キロあるとや?」と毒舌ポーターらしい第一声(笑)

 

素直に誉めんかい!😆

 

 

 

 

まだ回収迄時間があるから釣れ!と言われますがそんな気力はなく納竿しました。

 

 

 

 

 


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ビシャゴ1番

 

 


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北の鼻の回収

上でクーラーの解けた水を抜いてるのですがヒラスの血が混ざってるのが風でポーターに掛かりまくって下でポーターが大騒ぎしてるのが見えて大揺れの中、船首で大笑い🤣

 

 

 

その後全ての回収を無事に終えて帰港しました。

 

 

 

今回の釣果

19-13本

 


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(レインボーHPより)

正式検量

115センチ11.7キロ

 

今シーズン通算

30-19本

 

 

 

 

~あとがき~

この釣りを始めたのが2013年12月、全く興味もありませんでしたがポーターから1度でいいからやってみればと言われたのがきっかけで行く事に。

 

最初の釣行で3キロ程のヒラスでしたが一本釣れその引きの強さに魅力されました。

 

しかしその後バラシ続きで5連続ボーズを食らい、釣りには少々自信のあった自分は打ち砕かれそれで火が付き本格的に取り組む事に。

 

それから少しずつ数釣れるようになりましたが大きいのはことごとくバラシ、これじゃいつまでも経っても大きいのは釣りきれないと奮起したのが数年前でそれからシーズンにはなるべく毎週通うようになりました。

 

しかしそれでもなかなか上達せずバラシの日々…  大袈裟に言えば人生の壁にぶつかったような感じでいつしか大物を釣りたいと言うよりも努力してこの壁を越えないと、この後の人生苦難にぶつかった時努力する事を諦めるような気がして必死でした。

 

 

勿論釣りを楽しむのが大前提なので気負い過ぎずいつかきっと、との思いで試行錯誤の毎年。

 

幸いレインボーには大物を釣り上げる名人さんが沢山いらっしゃり、優しい先輩達は聞いたら快くなんでも教えてくれたり、時には一緒に行ってくれたりと本当に勉強になることばかりで、その中から得たヒントを自分なりに良いと思う事を組み合わせてきて今回ようやく念願の10キロオーバーを手にする事が出来ました。

 

 

 

毎年一緒に釣行し腕を磨きあってる同志

 

常連客の方々

 

そして毎回万全のバックアップをしてくれるニューレインボーの茅原船長に毒舌ポーター

 

 

毎週寂しい思いをしながらも自分のワガママを理解してくれるお嫁さん

 

 

全ての関係者の方々に感謝します!

 

 

 

 

今は達成感からか更なる大物をと言う気持ちに切り替わりませんが、少々ペースを落として、もう一度初心に戻り気持ちが切り替わったら再び惜しみ無く努力を続けて行きたいと思います♪